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なじこあの中の人のNajioが書いてます。 ゲーム開発を主に報告します。 駄文も結構あったりしてすいません。

   
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制作者に無断でAndoroidアプリ配信を行われた際の対処の経緯をまとめました。
2015年1月時点での報告となります。(作業についてはShigusaが担当しました)

2015/1/7時点でAmazon.co.jp-Andoroidアプリストアに、とつげきダンジョン!αが無断で
配信されていました。
現在のとつげきダンジョン!α、Andoroid版はGoogleplayのみで配信を行っており
無償で行っているのですが、無断で有償にて配信されています。

↓無断で配信されていた画面


そこで問題となるページと元の配信場所であるGooglePlayページを
Amazonにメールで伝え削除依頼を行いました。

結果としては当時者の間で解決して欲しいとの返答でした。

通常の削除依頼では、このような回答が返ってくるようです。
Amazon側から誰がオリジナルの権利者であるのか判断がつかないので
主張が間違ってるとは思わないのですが
出品者とメール等でやりとりするだけというのは、かなり困難が予想されます。
(出品者はおそらく英語圏であり、同出品者の他のアプリも無断で有償で販売しているものと思われ、確信犯である可能性が高い)

できれば管理者であるAmazonに削除してもらいたいところです。
そこでもう一度、Amazonのアプリ配信についての規約を確認します。


Q:アプリはコンテンツポリシーを遵守しなくてはいけませんか?

はい。各アプリは次のContent Guidelines に従わなくてはなりません。

コンテンツガイドライン

  • 知的財産権侵害: Amazonで販売するにあたり必要な権利を有していない、あるいはAmazonの著作権ポリシー(下記参照)に違反しているアプリは許可されません。
  • 著作権ポリシー: AmazonのMobile App Distribution Program Agreement は、あらゆるアプリに含まれているコードおよびコンテンツ(広告を含みます)について、開発者が所有権またはライセンスを有していることを要求しています。Distribution Agreement に掲載されている権利を有しないアプリはアップロードしないでください。開発者は、Amazonで販売するアプリについて必要な権利を有していることを確認する義務があります。アプリについてすべての権利を有しているか確信が持てない時は、弁護士に相談してください。

Amazon-開発者コンソール-FAQs
https://developer.amazon.com/help/faq/ja_JP.html

このページからの引用一部抜粋してあります。

色々書いてあったりしますが、
権利侵害しているものを配信してはいけませんってことらしいです。

原文には出品者に権利を守ることの義務付けと
違反者はAmazonが登録を拒否することができると書いてあったので、
Najicoreの立場としては出品者は明らかに違反者であり、Amazonは規約通り配信を停止するべきだと主張できると思います。

まぁこんな感じの文章を再度メールで送ります。

再度Amazonからの返信では

知的財産権侵害についての申し立てとその手続き
について
ガイドラインにそって、書面で送ってほしいということでした。

人によっては最初からそれを送ってこいだとか
いまどき紙媒体は面倒だとか個人情報が心配だから嫌だと思う人もいるのかもしれないなぁと感じました。
Amazonの事情だったり紙媒体に勝る物証を人類が作りだせていない以上、しょうがない気もします。
こちらに非があるわけでも無いので、さっさと書面を作成して送ります。念のため書留で。

ちなみにこんな項目がありましたので
・侵害されたとする理由、およびその根拠(証明資料を添えてください)

こんな感じの画像を添付して送ってみました。
グーグルディベロッパーコンソールなので、制作者しか見れない画面になります。


2014/8/10に初めて公開しているのに対して
無断での配信者は2015/1/07に公開しているので明らかな権利侵害をしている的なことを指摘しました。

結果としては2015/1/15にAmazon宛に送付しまして1/22の時点で削除が確認できました。
また1/22付けの書面がこちらに届きました。
Amazon側での検討と事情によって販売中止と出品者に対する警告をおこなったということです。

他のサイトなんかも参考にしていたのですが
基本的にはAmazonからの販売の差し止め申し立ては書類が必要になるみたいです。
もし自分のアプリがAmazonストアで盗用・権利侵害があった場合は参考にしてください。

面倒にはなりますが法律やら裁判を考えると簡単にはできない事情もあるのだとは思います。
だからと言って当人の申し立てが無ければ簡単に盗用されたままというのも変な話だとは思いますが……

現在の法治国家では裁判費用や労力が見合わないため、モラルの無い人間の方が有利に働くのだと改めて感じます。法律・裁判制度の利便性の向上と利用教育の充実が必要なのかも?
政治・行政・医療・農業並に既得権が強くて改革が難しい分野でしょうけどね。

対策としてAmazonのストアにも同時にAndoroidアプリを公開しておけば良かったのかなと思いました。

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アンドロイド版、とつダンαのDL数が5万DLを超えました。
iOS版が1/10ぐらいなので、かなりグーグルさんの力を借りてるみたいです。
素直に喜べれば良かったのですが、微妙な気持ちなんですよね。

どうもAmazonのアプリストアに、
とつダンαがそのまま売られているみたいです。(2015/1/15においてです)
そのディベロッパーは、他にも無料アプリを有料で販売しているようです。

個人的には、このおかげで若干DL数伸びてるし
昔はフリゲーの詰め合わせを付録として売ってたし
そもそもこんなクソゲー別に次作ればいいし
アマゾンは当事者同士で話し合って提案されたけど
相手は外国っぽいから面倒だし

……と思ったりもしたのですが

そんなわけにはいきませんよね。
許可なく偽って他人の創作物を扱ってるわけですから
こういった行為を野放しにしておくと、クリエイターの権利が保障されません。
クリエイターや技術者をおろそかにして、目先の利益が優先されるまま放置すると
やがては現代の社会や経済や企業や政治みたいに
歪んだ構造のまま衰退していきますからね。

またAmazonさんとのやり取りは結果がわかりましたら
報告したいと思います。


とつげきダンジョン!αについて
だいたい最終更新が終わってひと段落したので
結果的な報告です。10/27日現在で

iOS版      4000DL(9月中旬リリース)
Andoroid版  2万8000DL(8月中旬リリース)

程度となっています。
国別ですと日本が70%、台湾15%、その他
といったところでしょうか

平均1日あたりのDL数は

iOS版        20DL/日
Andoroid版  200~300DL/日

となっています。

レビューサイトで広告をされると500DL/日程度の上昇となります。

iOS版の場合のDL数は殆どがレビューサイトに掲載していただいた期間によって
稼がれているということになりますね。

一方のAndoroid版では、継続的に数百DLされているようです。
この違いはなんでしょうか?本来日本のスマホユーザーはiphoneの方が多いはずですよね
ちなみにタブレットの比率は、
iOSが10%、Andoroidが7%ぐらいとなっていますので、
殆どはスマートフォンからのDLとなっています。

一般的に個人制作の場合、iOSの方が伸びやすいと言われていたため
この結果は意外なものになりました。

いくつか根拠を推測してみました。iOSが伸びが悪かったであろう点です。
・Andoroidより公開が1か月遅かった。
(Andoroidで既に宣伝していただいたレビューサイトでは再度レビューはあまりされないため伸びる機会が少なかった。)
・iOSの検索キーワードを吟味していない。
(私がiOS端末を持っていないのもあるかもしれません。)
・iOSユーザーはランキングやアプリ情報を取得する環境上、カジュアルゲーム、インパクトのあるゲームの方が目につきやすいため、見た目でわかりにくかった。

一番悪かったのは、やはり公開時期がずれてしまったところだと思います。
夏休みが終わってしまっていた、時期の効果もあるかもしれません。

そもそもiTunesのランキングは、公開するまで殆ど知らなかったのですが
計測方法が直近のDL数だけの基準ということだそうですね。
見た感じだとグーグルストアに比べて、純粋にランキングがあるだけで面白味がありません。
ここからは推測になりますが、基本的にiOSユーザーは、このランキングはあまり活用せず
口コミや、話題、レビューや広告をもとにしてアプリを選ぶ傾向が強いのかもしれません。
実際にそのような統計の記事を見た気がします。
少人数・個人制作では大きなネタ要素・需要やブランドがなければ、大手の広告宣伝力の前には手の打ちようがありません。
また、とつダンはカジュアルゲームに比べると開発に時間がかかるのでアプリ数を出す作戦も難しかったりします。(なじこあのブランドを高めにくい)
手段としては、個人制作では大手のレビューサイトや話題になる場所に取り上げてもらえるような作品にして
できるだけ作品自身のブランド化を進めるのが良いのだと思います。(それが簡単にできるなら苦労はしませんが)

さて、一方のAndoroid版です。元々こちらでしか作る予定はなかったので
比較的ずっとランキング動向や同時期の他のアプリと比較したりして確認してました。
グーグルストアのランキングは色々な統計を元にランキングが決まるようです。
新着ランキングが比較的目につく位置まで上昇したことが
Andoroi版が安定した条件の一つだと考えられます。理由の推測としては

初期にDL数が伸びた
・夏休みで自然流入数が多い時期だった、学生は無料アプリを好む傾向にある。
・PC版のとつげきダンジョンを知っていた人にDLしてもらえた。
ストアレビューが比較的高評価だった(他アプリと比較した印象です。)
・最初の1週間で障害となるバグがとれた点。
・他のアプリとゲーム性のかぶりが少なく、操作が単純で簡単。
・ドット絵は今の小中学生に人気が無い・・・らしい。(正しければアイコンの時点で避けられているため、レビューが荒れにくい)

アクティブ率やインストール率が良かった
・放置ゲームなので何度も起動しやすいゲームである。
・期待よりよくドット絵が動いていて面白かった(珍しかった?)らしい
・簡単だがすぐに終わるわけではなく、そこそこ変化もあった?(でもダンジョンは長すぎました)

中途半端な出来だったのも意見や期待の意味でレビュー数が増えた要因かもしれません。
公開してから1か月の段階で1万2千DLとなりました。
その後も平均してDLされたのは、あまりよく分かっていないので制作メンバー内でも不思議だったのですが、iOSランキングでは考慮されない要素が他のアプリに比べて良かったためランキングからなかなか落ちないためかもしれません。
他にアプリページの下部に関連アプリがグーグルストアにはあるので、ストアそのものでも比較的色々なアプリが物色されることもプラスに働いたと推測できます。
もちろん、レビューサイトの効果も持続してるのだと思われます。

実際、総インストール数は伸びてもインストール率は、結構悪くて実数は6000DL数ぐらいでずっと推移していました。
これが変化したのは追加ステージを公開した10/12以降の動向で、総インストール数の伸び率は同じような形を辿っているのですが、インストールされている実数は9000DL程度で推移しています。
ゲームの長さが伸びたことでインストール率が改善されたことが、あらわれたようです。

まぁこんな感じでまとめてみました。ちなみに収益は放置ゲームの平均的な数値ぐらいのようです。
3人ぐらいで半年ぐらいかかって作っているので、労力としては今のところは趣味の範囲でとても採算とれるような金額にはなっていないですね。でも色々経験にはなったと思います。
なんといっても私個人としては初めてゲームアプリ作成に関わり、チームとしても基本的には初めてなことばかりだったためマーケティングの知識に関しては不十分だっと実感してます。
少人数制作でも、もっと色々狙えただろうと思います。

公開当初から、とつダンαの次回作が正式版のつもりで作る予定で動いていたので、とつダンαの段階でこれだけ反響があったことはうれしいかぎりです。
今、こそこそ次回作を作ってますので、また公開できましたらよろしくお願いいたします。
これを書いている時点では、まだ更新されていないのですが
とつげきダンジョン!αにステージを追加しました。

本当は追加予定は無かったのですが、色々反響もあったので
次回作でも同じドット絵規格を使うということで
制作用に使いまわしと、要望の多かったUIの改善を
負担にならない程度で追加してみました。

・ステージ6・7の追加
・上位武器の追加
・速度減退の効かない敵の配置
・ステータス振り分けUIの改善
・VITの上昇幅が上がりました
・武器選択の反応の改善

なんとなく自作ゲームフェスにあわせようと思い、バランス調整を、かなり追い込んでおこなったため、
敵の癖が以前のステージより大きくなっていたり、要求レベル数が高くなってしまったかもしれません。
それ以前に致命的なバグが残っていないかが心配ですね・・・

iOS版も申請しているのでAndorid版より遅れるとは思いますが更新されます。

かなり大雑把に作ったので、要望等や問題があれば
レビューなりメールなりで報告していただけると大変助かります。
追加ステージのイメージ図です。
ドット絵は、なんとか打ちきったので、エフェクト設定やらバランスやらですね。
なんとか今週中には・・・完成させたいですね。

   
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